HISTORY OF IM@S WORLD

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アイドルマスターの歴史を様々なデータで振り返る

【イベントレポート】向かい風上等だという気持ちで待っていてほしい『THE IDOLM@STER SideM GREETING TOUR 2017 大阪公演』

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イベント詳細

THE IDOLM@STER SideM
GREETING TOUR 2017
〜BEYOND THE DREAM〜 大阪公演

開催日:2017/04/16
    開場16:00 開演17:00
会 場:オリックス劇場(大阪府)
料 金:7,000円
出演者:
FRAME
[熊谷健太郎(握野英雄役)、濱健人(木村龍役)、増元拓也(信玄誠司役)]
Café Parade
[狩野翔(神谷幸広役)、天﨑滉平(東雲荘一郎役)、古川慎(アスラン=ベルゼビュートII世役)、児玉卓也(卯月巻緒役)、小林大紀(水嶋咲役)]
Jupiter[神原大地(伊集院北斗役)] 


出演者感想まとめ


オリックス劇場は最後列でも見晴らしが良い

 SideMのグリーティングツアー2都市目、大阪にやってきました。会場はオリックス劇場。数々のアイマスのライブが開催されてきた劇場です。勝手に古い劇場だと思い込んでいたのですが、2012年に改装されたバリアフリー構造の新型劇場。3階ロビーには、出演アーティストのオブジェコレクション(サイン)が飾られていました。自身の席はその3階の最後列。ステージが見えづらいかなと危惧していたのですが、ここからでも問題なくステージ全体が見渡せました。中には、最後列の場合、ステージの手前側が見えず奥側しか見えない会場もありますのでご注意を。


セットリスト(全11曲)

M01:Beyond The Dream 披露数:7回目
   Beyond The Dream(17/02/01)より
   作詞:柿埜嘉奈子
   作曲・編曲:EFFY

   歌:出演者全員

<朗読劇>

M02:勇敢なるキミへ 披露数:6回目
   ST@RTING LINE 08(16/01/27)より

   作詞:真崎エリカ
   作曲・編曲:増田武史

   歌:FRAME(熊谷、濱、増元)

M03:Café Parade 披露数:6回目
   ST@RTING LINE 10(16/04/20)より
   作詞:松井洋平
   作曲・編曲:大川茂伸

   歌:Café Parade
   (狩野、天﨑、古川、児玉、小林)


<朗読劇>

M04:ROMANTIC SHAKER
   (ショートVer.) 披露数:初披露
   ORIGIN@L PIECES 04(17/04/26)より
   作詞:真崎エリカ
   作曲・編曲:石井健太郎

   歌:神原大地

M05:フェイバリットに踊らせて
   (ショートVer.) 披露数:2回目 
   ORIGIN@L PIECES 04(17/04/26)より
   作詞:真崎エリカ
   作曲:宮崎まゆ
   編曲:Tak Miyazawa

   歌:小林大紀

M06:Piece Montee
   (ショートVer.) 披露数:2回目
   ORIGIN@L PIECES 03(17/02/01)より
   作詞:松井洋平
   作曲・編曲:矢鴇つかさ

   歌:天﨑滉平

<朗読劇>

M07:Happy-Go-Unlucky
   (ショートVer.) 披露数:2回目

   ORIGIN@L PIECES 02(16/12/21)より
   作詞:結城アイラ
   作曲・編曲:渡邉俊彦

   歌:濱健人

M08:MISSION is ピースフル! 披露数:6回目
   ST@RTING LINE 08(16/01/27)より
   作詞:真崎エリカ
   作曲・編曲:磯崎健史

   歌:FRAME(熊谷、濱、増元)

M09:À La Carte FREEDOM♪ 披露数:6回目
   ST@RTING LINE 10(16/04/20)より
   作詞:松井洋平
   作曲:江波哲志
   編曲:増田武史

   歌:Café Parade
   (狩野、天﨑、古川、児玉、小林)


<トークコーナー>

M10:DRIVE A LIVE 披露数:29回目
   ST@RTING LINE 01(15/04/15)より
   作詞・作曲:柿埜嘉奈子
   編曲:滝澤俊輔

   歌:出演者全員

M11:Beyond The Dream 披露数:8回目
   Beyond The Dream(17/02/01)より
   作詞:柿埜嘉奈子
   作曲・編曲:EFFY

   歌:出演者全員


 広島公演同様、2ndライブのライトブルーな共通衣装で出演者が登場。2ndライブに出演されていなかった神原さんについては、この衣装を着て舞台に立つのは初めての事。オープニングでの『BEYOND THE DREAM』の際には、段が組まれている場所にカフェパレ。下手がFRAME。上手がJupiter(神原さん)という並びでした。神原さんが隙をみて、ファンサービス(チャオ☆や投げキッス)している姿はまるで北斗の様。増元さんや古川さんといった声に圧があるタイプの方がいた為か、広島公演と比べて歌声が力強く感じました。ユニットの組合せによって、全体曲の雰囲気がガラッと変わるのは面白い違いでした。

 司会は誰が行うのかと思っていましたら、出演者の中で最年少の熊谷さんが担当。オープニングの挨拶では、ステージを右から左に「おおさかー!!!」と指を刺しながら駆け巡るハイテンションぷり。このツアーでは、握野英雄と同じ23歳として出演できると話されていたのが印象的でした。SideMのメンバーで大阪出身者は4名。(神原さん、小林さん、天﨑さん、堀江さん)その内3名も今回出演。地元ということでそれぞれ気合が入っていた様子でした。大阪出身ではないものの、声優を目指し大阪の専門学校に通っていたという濱さんにとっても縁の地とのこと。さらには、初めての現場で共演した神原さんとまたご一緒できたということで、いろいろと思うところがあったのではないでしょうか。

 前回のリーディングライブはスタンディングの会場でしたので、ずっと立ちっぱなしでしたが、今回は朗読劇中に座る流れが何故だかできていました。朗読劇の内容はというと、ライブ前に木村龍がいなくなり、それを探しにいく方向音痴の神谷幸広。そんな神谷を止めないアスラン=ベルゼビュートII世。何故止めなかったと言われて、素で謝り始めるアスラン=ベルゼビュートII世(名前が長い)。そんな中、2人を連れて戻ってきたのが伊集院北斗。これで全員が集合し、北斗を中心とした円陣が組まれました。水嶋咲の「パピッとやっちゃって!」の掛け声に、チャオ☆っとやっちゃう北斗。「We are サイコー!!」

 ユニット曲の感想。FRAMEについては実際に観るのは初めて。とはいえ、ライブビューイングで観ていたので初めてな気がしないという。どちらの曲も振り付けがダンスというよりも前職に関するアクションの再現といった感じで、観ていて楽しいものでした。『勇敢なるキミへ』では、熊谷さんが膝をたたんだ滞空時間の長いハイジャンプを披露。2ndライブでの発言を有言実行。これに対して、菊池さん・小松さんがどう立ち向かうのか今後に注目です。カフェパレについては2ndライブぶり。個々の個性がバラバラでありながら、それが一同に集まると何故だか一体感が感じられる不思議なユニット。それぞれの見せ場がある『À La Carte FREEDOM♪』では特にそれが感じられました。これを『LIVE ON ST@GE』でどう再現されるのか今から楽しみです。

 ソロ曲では、神原さんが『ROMANTIC SHAKER』を初披露。大人しめな振りが意外でしたが、大人っぽさを強調させたかったのかもしれません。赤の照明がこの曲の雰囲気を作り出していました。『フェイバリットに踊らせて』、2ndライブでは3人の劇という感じでしたが、今回は1人で。ほんと、女らしいというか咲らしい動きが常にできていて素晴らしい。歌の途中で、歌詞が飛んでしまう場面が。地元だけあって、より悔しい思いもあるでしょうが、絶対次がありますからその際にリベンジを。リベンジと言えば『Piece Montee』。初披露のときよりも、自信を持って歌われていた様に感じました。2ndライブでのことをやはり気にされていた様子。今回そのリベンジを果たせた達成感があとから語られ、これは2ndライブを観ていた人みんなに聞いてもらいたかったなと思ったのでした。朗読劇を挟んでからの『Happy-Go-Unlucky』。終盤で、熊谷さんと増元さんがバックダンサーとして合流し、そのまま『MISSION is ピースフル!』というストーリーを感じさせるこの流れ、良かったでした。


質問コーナー

 事前にツイッターにて募集されていた質問に答えるコーナー。前回同様、大阪から来た人という出演者からの質問があったのですが、5割ぐらいだったようです。(3階席からは、1,2階席の様子は分からず)前回も5割ぐらいでしたし、大体そういう割合になるものなのかもしれません。地方イベントの場合、初めてイベントに参加したという方も多かったのでは。まだ開演前だというのに感極まっている方をお見かけしました。慣れてしまっている自分も、最初はそんな感じだったのでしょうか。

 心が折れそうになったときどうするか?という質問。濱さんはとにかくポジティブに考えるという答えでしたが、天﨑さんはそれを受け入れてしまうという別視点での回答。マイペースに、そして『Piece Montee』を聴いて元気を出してとのことでした。異なる2つの回答でしたが、どちらも有効な手段では。

 皆さんにとって心のオアシスは?という質問。これには神原さんが回答。一人になる時間が好きで、狭いところが落ち着くとのこと。個室という意味でトイレと答えられていましたが、あとから1人でカクテルを飲むと、らしい答えに軌道修正。そんな話の中、客席からの声が聞こえたのか、熊谷さんがこの質問をされた方が会場にいると気づかれ、ステージから質問者を探す流れに。その方は3階席でしたので、なかなか見つけられなかったのですが、ペンライトと声に気づいて発見。その方は泣いて喜んでおられました。熊谷さんグッジョブ。

 そのあと、次の質問に行こうとしたとき、質問がスクリーンに表示されず、熊谷さんのアップショットが映りました。ここで熊谷さんについては話すのかと、みなさん悪ノリしたのですが、どうやら質問はここまでだった様子。しかしながら、急遽新たな質問がスクリーンに表示。関西弁で話してほしいという質問というより、エセ関西弁の嵐に。いつの間にやら、本場の人とそうでない人でチームが分かれてしまいました。


替え歌コーナー

 広島公演でも行われた『DRIVE A LIVE』の替え歌を作るコーナーのつづき。今回は2番の歌詞の作成。ここでもまた、歌詞の考え中に『DRIVE A LIVE』の合唱。広島公演と比べますと、ひかえめの合唱。熊谷さんがコール前の掛け声したり、早めに歌詞を書き終えた濱さんが歌い始めたりと、会場を盛り上げていました。

 お題は『大阪ストーリー』。熊谷さん・濱さんの、食べ物ネタから始まり、増元さんの、子供の頃海遊館で地味に迷子になった話。児玉さんの、新幹線で酔いやすい座席B。狩野さんの、(間奏)部分を長文で作詞。古川さんの、アベノハルカス行きたい、ところでアベノハルカスって何?天崎さんの、前乗りして熊谷さんとパンケーキ食べた話。小林さんの、踊りだすおばちゃん、こぼれ落ちるあめちゃん。神原さんの、阪神タイガースとオリックス劇場を絡めた糸井選手の話。こう羅列しますと、何がなんだか全く分かりませんが、そんな支離滅裂な歌詞で『DRIVE A LIVE』が歌われました。狩野さんは白井さんの遺志を受け継いだのか、間奏部分をラップで歌唱。白井さんは考えた歌詞が長すぎて尺に入りきらなかったのですが、狩野さんは見事尺をあわせることに成功。しかし、『Yeah』を『Yea』と書き間違えてしまい、広島からのバトンを妙なところで受け取っていたのでした。


こんなにもチャオ☆を聞いた日は他にありますまい

 トークコーナー後、改めて『DRIVE A LIVE(替え歌じゃない方)』を披露。この時の立ち位置は、カフェパレが下手で、FRAMEと神原さんが上手でした。歌い終わり、最後の挨拶へ。

 神原さんからは、レッスンの際に両ユニットの結束を見て、ユニットへの想いを強くし、ユニットとして出演できないこの状況を良いとは思っていないと語られました。まだ歌っていない曲があると、向かい風上等だという気持ちで待っていてほしいと、『GLORIA MOMENT』の歌詞を引用した言葉が聞けました。Jupiterのメンバーそれぞれが熱い想いを持っているのは分かっているので、その時を待つとしましょう。

 濱さんが、マイクを通さず地声でコールアンドレスポンスがしたいということで、先に児玉さんがしていたケーキアンドレスポンスをすることに。「ショート!」といったら「ケーキ!!」と返す流れ。まずは3階席まで声が聞こえるのか確かめるために「3階席聞こえる?」と大きな声で話されたのですが、余裕でここまで聞こえました。それが確認できた後、3階席に向かって「ショート!」「ケーキ!!」、2階席に向かって「チーズ!」「ケーキ!!」、1階席に向かって「チョコレート!」「ケーキ!!」。それが終わった後に古川さんの、濱と言えばの流れから、「はまー!」「けんとー!!」。このレスポンスに対しての、気恥ずかしさとうれしさが入り混じった濱さんの表情が素直にその時の気持ちを表していました。

 最後に1曲『Beyond The Dream』。ステージ上をそれぞれが動き回っていたのですが、神原さんに駆け寄ってくる後輩たちという構図がなんとも泣かせるじゃないですか。歌い終わった後、ステージからはける際に、それぞれチャオ☆をしようということになり、みなさん下手に集合。このとき、チャオ☆の順番待ち状態に。1人1人がチャオ☆をしていきました。神原さんは、珍しい北斗の関西弁ではんなり話してからお別れのチャオ☆を。こんなにもチャオ☆を聞いた日は他にありますまい。

 大阪公演終了。終了時間は20:02。公演時間は前回同様2時間ほどでした。泣いていないつもりなのに涙目になっていたのは何故なのやら。最後の挨拶でのそれぞれのまっすぐな想いを聞いて、くるものがあったのかもしれません。自分の中でのグリーティングツアーはここで終了。一般販売のチケットで、どちらも最後列からでしたが、逃さず取っておいて大成功でした。これからのツアーの内容も気になるところ。映像化を是非に。


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