HISTORY OF IM@S WORLD 2001-2017

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

HISTORY OF IM@S WORLD 2001-2017

アイドルマスターの歴史を振り返ってみるブログです。

【ネタバレ・感想】フィクションには終わらないのが大きな魅力『アイドルマスター.KR』

 韓国で製作されたドラマ『アイドルマスター.KR』。YoutubeInstagram上でのドラマキャスト一般投票から早1年。最近まであまり情報が入らず、進捗具合が分からなかったのですが、しっかりと撮影が進んでいたようで、4月からドラマの放送がスタート。日本ではAmazonプライム・ビデオで配信がスタートしました。配信日である4月28日に観てみましたのでその感想を。


タイトル:アイドルマスター.KR
制作会社:IMX
監督:パク・チャンユル
脚本:シン・ヘミ、ウォン・ヨンシル
キャスト:Real Girls Project、プロデューサー/ソンフン、他

 

1位になることよりも完走することに幸せを感じるマラソン選手のスジ。しかし、双子の妹であり、韓国最高のアイドルであるスアが事故により亡くなって以降、生きる希望の光を失ってしまった。1年の月日が流れ、スジは走ることを止め、アルバイトをしながら生活していたが…。一方、ヨンジュは共に練習生生活を送ってきたチェ・ナギョンがスアの代わりに「Red Queen」に加入するというニュースを聞き、ショックを受ける。その上、所属事務所まで倒産してしまったのだ。途方に暮れるヨンジュと練習生仲間たちの前に忽然と現れた猫おじさん。自分が新しい事務所の社長だと名乗るが…!

Amazonプライム・ビデオ




 吹き替え版はなく、字幕のみ。韓国でのドラマ企画を知った際、アイドルマスターシリーズの声優さんの中でも外画のアフレコ経験者が多いので、そのまま起用したら面白いし話題になるのではと思ったのですが、残念ながらそうはならず。素直に字幕で楽しみましょう。

 オープニングの低予算感溢れる合成映像に初っ端から不安を感じたものの、ドラマ部分にはCG合成での余計な演出はないのでその点は一安心。40分超の長尺でしたが思いのほかサラッと観ることができました。序盤は、人気アイドルの交通事故死であったり、アイドル練習生の1人が抜け駆けでのデビューから発生したイザコザ、所属事務所が倒産したりと、怒涛の展開。こういった展開が実に韓国ドラマらしい。とはいえ、昔の日本のドラマもこんな感じだったような。野島伸司作品や、もっと昔であれば大映ドラマ的な展開。だからこそ、世の叔母様方がはまるのかもしれません。そういえば、日本での1stライブの際に、プロデューサー役のソンフンさん目当てに来られていた方々がいらっしゃたとか。

 空気がコミカルに変わるのが社長が登場する中盤から。初登場シーンからして、猫好きの変な人という扱いで、得体の知れない人物だということを印象付けています。後にこの人物が、アイドル練習生たちが所属していた事務所を買収したことが分かるのですが、その後も得体の知れない人物であることは変わらず。それでも、担当アイドルの事故死により現場を離れていたプロデューサーを誘うところからして、いろいろとパイプは持っているのだろうなと有能っぷりはみせていましたので、只者ではないことは確かです。

 この第1話ではアイドル練習生である、ヨンジュ、ソリ、ユキカ、ジェイン、テリのデビュー組5人と、元マラソン選手のスジが登場。メンバーが多いので、誰が誰だかでしたが、第1話で目立っていたのは、抜け駆けしたアイドルに頭からゴミを被せていたヨンジュと、着ぐるみ姿のスジの2人。スジについては、双子の妹スアも演じていましたし、プロデューサーとの出逢いのシーンが用意されているなど、かなり重要な役どころの様です。練習生は全11名。2話以降に他のメンバーも登場。皆が本人役として登場するのがこの作品ならではの要素です。さらには、その本人たちの本当の兄弟までも特別出演するとのこと。現実とリンクしたドラマの内容になるそうですので、フィクションには終わらないところは大きな魅力だと思います。

参考資料:「アイドルマスター」11人のメンバーを公開
参考資料:唯一の日本人キャストのユキカにインタビュー


 アイドルマスターの物語に欠かせないプロデューサーという役職。ゲームでは、アイドルとの関係を深くするために、半マネージャー的な役割でしたが本作ではどうなるのやら。かつてプロデュースしていた子の双子の姉をプロデュースすることになるようですが、他の練習生たちとの関係性との違いが生まれてきそうで、ここからどういったドラマに発展していくのか注目。既に人気アイドルグループを生み出している有能なプロデューサー。成長物語の側面はなさそうですが、その分、どう練習生たちをまとめていくのか手腕が期待されます。それにしてもこのプロデューサー、イケメンでオーラもあり、自身がデビューしちゃえばいいんじゃないかと思うばかり。

 アイドルマスターを原案にした実写作品。これまでのアニメ作品とは違ったアプローチですので、「これじゃない!」と思う方もいるかもしれません。とはいえ、アイドル練習生(ゲームだと候補生)とプロデューサーという基本的なところは踏襲。特にプロデューサー視点でも話が進みそうなのがゲーム基準でうれしい。(日本だとこれがやりづらい環境なのがなんともね…)アニメと同じようなことをしても新作として意味ないですし、全く新たな物語として楽しめるのではないかと。2話以降も引き続いて観ていきたい次第です。